保護の費用と労力の話
探し主である飼い主さん、そして拾い主である保護主さん
お互いが届け出をし、無事に再会できることは幸運で喜ばしいことです
しかし、過去には保護期間中の費用に関する支払いをめぐってのトラブルも残念ながら起こっているようです
保護費用そんなに高くなる?
鳥を飼っていない方がケージからエサなどの用品を一から一通り揃えたり
基本的な知識を得るところからスタートする場合は
それなりの金額と、大変な労力を使うものです
そして、知識ある鳥飼いさんに保護された場合でも、先住鳥やペットが既に居る場合に必要とされる
専門病院での感染症検査だけで費用は数万円にのぼり、検疫・隔離の労力についても負担となります
それでも飼い主さんが現れなければ、全て自己負担として終生飼養する覚悟で支払われていますが
無事に飼い主さんが現れても「高すぎる」と支払いに応じられないケースもあるようです
すれ違いの原因
金銭や飼育においての価値観はそれぞれですが
鳥の飼育については長く慣れていても「鳥を病院に連れて行く」という考えがない方
そして「感染症」について「持ち込まない」重要性に対する認知の低さがすれ違いの大きな原因のひとつと考えます
知識・良識・善意のもとに、そして自分の鳥を守るためにもお金を惜しまなかった保護主さんと
予想もしてなかった高額請求をされたとして、支払いに応じない飼い主さん
悲しいトラブルを防ぐには、草の根的な活動になりますが知識・良識を広めて認知を変えていくことが重要だと考えます